官邸で唯一の女性幹部を務め、首相の記者会見時に進行役を務めるなどしたことでも注目を集めた山田真貴子(やまだ まきこ)さん。
菅義偉首相の長男・正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」による総務省幹部の接待問題で、接待を受けていた人物として名前が挙がり、
2021年の3月1日付で内閣広報官を辞任するにまで追い込まれる事態となってしまいました。
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そんな山田真貴子さんですが、実は夫である・吉田博史(よしだ ひろし)さんも非常に高学歴で真貴子さん同様に政界で活躍する人物。
また、二人の間には息子さんが1人いることも知られています。
そこでこちらの記事では、元内閣広報官・山田真貴子さんの家族構成(夫と息子さん)の情報についてや、過去のインタビューなどで真貴子さんが語っていた夫婦での子育てなどについてご紹介していきます。
山田真貴子の華麗すぎる経歴を紹介!
- 名前: 山田真貴子(やまだ まきこ)
- 生年月日: 1960年9月13日
- 出身地: 東京都
- 出身大学: 早稲田大学法学部
- 略歴:
– 1984年: 早稲田大学法学部卒業
– 1984年: 郵政省入省
– 2013年: 内閣総理大臣秘書官に就任(女性初)
– 2015年: 総務省情報通信国際戦略局長(女性初)
– 2016年: 総務省大臣官房長(女性初)
– 2017年: 総務省情報流通行政局長
– 2019年: 国際担当の総務審議官(女性初)
– 2020年: 内閣広報官に就任(女性初)
– 2021年: スキャンダルで内閣広報官を辞任(3月1日付)
まさにエリート街道を邁進して来たというにふさわしい経歴を持っている山田真貴子さん。
女性の政界での活躍が大いに期待されている現代において、いかに山田真貴子さんがパイオニア的な役割を担ってきたかもよく分かります。
また、「女性初」が多い経歴からも想像できるように、山田真貴子さんは官邸で唯一の女性幹部だった人物でもあります。
そんな彼女のような貴重な人材を「違法接待を受けた」、というスキャンダルの形で辞任させたくはなかったという菅総理の思惑も大きく取り上げられていましたね。
しかし、結果として山田真貴子さんは2月28日に体調不良を理由に入院。翌日の3月1日をもって辞職が発表されることとなりました。
山田真貴子の父親は国家公務員だった!
ちなみにですが、山田真貴子さんの父親は国家公務員として働かれていた方です。
元々は『司法試験を受けて法曹界で働きたい』という夢があったというですが、大学3年生の時に父親が他界。
その際に、父親がしていた国家公務員の仕事について考えさせられ、公務員もやりがいのある仕事だなと思い、政界に入るよう進路転換したそうです。
きっと周りから信頼される素敵なお父様だったのでしょうね。
山田真貴子の旦那は総務省・吉田博史氏!
山田真貴子さんは、総務省時代の同僚である吉田博史(よしだ ひろし)さんとご結婚されています。
(山田さんは一度離婚しており、吉田さんは再婚相手となる。)
2021年2月現在時点で、吉田さんは57歳。山田さんより3歳年下となります。
夫である吉田さんは、1987年に東京大学法学部を卒業。
卒業後は、山田真貴子さんと同じく郵政省に入省していますね。
その後は、情報通信事業分野に深く関わってきている吉田さん。
その仕事の内容については、
電気通信事業分野における市場の公正な競争環境を確保するための様々なルール整備・運用という業務を通じて、
通信料金の低廉化やサービスの多様化等の利用者利便の向上など
に携わってきたようですね。
以下に、吉田さんの経歴をご紹介しておきましょう。
//吉田博史(よしだ ひろし)さんの経歴//
- 1987年: 郵政省入省
- 2007年: 総務省情報通信政策局地上放送課長
- 2008年: 総務省情報流通行政局地上放送課長
- 2012年: 総務省総合通信基盤局電気通信事業部事業政策課長
- 2015年: 総務省大臣官房参事官
- 2016年: 総務省情報通信国際戦略局
- 2020年: 総務省統括審議官
- 2021年: 情報流通行政局長
【国会で答弁する吉田博史氏】
後ほど詳しく触れますが、妻である山田真貴子さんは、夫の吉田博史さんについて、
“夫の吉田さんは、山田さんの仕事も生き方も尊重してくれる大切なパートナー。
家事も子育ても、何でも協働作業としてやってくれるので、
彼なくして仕事を続けることはできなかったと思います。”
と語るほど、吉田さんに対して感謝の気持ちを持っているそうです。
二人の馴れ初めは!?
気になる二人の馴れ初めについては公の場では明らかにされていません。
しかし、分かっているのは山田真貴子さんと吉田博史さんは同じ郵政省大臣官房に所属していた同僚同士であったということ。
- 山田真貴子さん: 1994年~郵政省大臣官房国際部勤務
- 吉田博史さん: 1996年~郵政省大臣官房総務課勤務
そして、吉田博史さん自身が「うちは共働きで妻も同僚です。」と語っているインタビューもあることから考えると、
この同省で働いていた時にお二人が出会ったと考えるのが自然ではないでしょうか。
また、
山田は20代で銀行員の男性と結婚したが、離婚。すぐに省の3年後輩の吉田博史と再婚している。
今回の不祥事で秋本芳徳が左遷されたため、後任に夫の吉田が情報流通行政局長になったという。
↑のような記事もありますので、お二人の結婚は20代だったようです。
山田真貴子の子供は1人(息子)!高学歴夫婦の子育てでイクメン旦那が活躍!?
(出典: http://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/files/h27_21.pdf)
こちらは2015年に山田真貴子さんがインタビューを受けた時のコメントです。
見ていただいたら分かる通り、山田真貴子さんと吉田博史さんの間には、息子さんが1人。
このインタビューを受けている時の山田真貴子さんは55歳で、山田さんが息子さんを出産したのは1998年(当時37〜38歳)ですから、
2021年の現在はお子さんが23歳で大学を卒業しているか、大学で勉強をされているかのどちらかになりそうですね。
息子さんについては今のところこれ以上の情報がありませんが、もしかしたら両親の背中を追って政治家を目指している可能性もあるのではないでしょうか。
イクメン夫とキャリアウーマン夫婦の子育てとは?
【山田真貴子さんのとある日のスケジュール】
夫婦ともに国家公務員として24時間365日多忙なスケジュールをこなす、山田真貴子さんと夫の吉田博史さん。
先程の山田真貴子さんのインタビューの言葉からも、その子育ても波乱万丈に満ちていたことが分かります。
幼児の頃には高熱を出して、夜中に救急に駆け込むこともありました。
出張や法案折衝で帰宅できないときは、「ママはこういう大事な仕事をしているからキミとしばらく会えない。」と幼児相手に仕事内容を説明していました。息子は当然理解できなかったと思いますが、頷いてくれていました。
時には出張をしたりどうしても終わらせなければいけない案件に追われる仕事は本当に大変ですよね。
ですが、それに答えるような形で夫の吉田博史さんも以前以下のように語っています。
「うちは共働きで妻も同僚です。子供が小さかった時は保育園に預けていましたので、夫婦のうちは余裕のある方が面倒を見る事になります。
綱渡りのこともありました。
例えば妻が出張中で私が朝早く出勤しなければならず、7時15分に開園する保育園に7時前に押しかけてちょうど出勤してきた保育士さんに快く引き受け ていただいたこと、子どもがインフルエンザに罹り夫婦交代で、出勤と、看病+テレワークとを行ったことなど。
10年以上前のことですが、総務省の上司、同僚の皆さんが温かく見守ってくれました。
今では子どものお迎えに行く男性職員もめずらしくありません。うちの子どもも、もう高校生。妻と支えていただいた皆さんに感謝しています。」
「綱渡り」と表現されるくらいなので本当に二人ともが忙しかったのだと想像します。
ですが、今まで夫婦に二人三脚で協力して子育てをしてきたことがよく分かる素敵なエピソードとも言えそうですね。
終わりに
こちらの記事では、現在の菅内閣で重要な役割を担っていた元内閣広報官の山田真貴子さんについてご紹介しました。
まとめると、彼女の家族構成は、夫・山田真貴子さん本人、そして息子さん1人ということになりますね。
【同じく接待問題で処分を受けた谷脇康彦の家族についてはこちらから】
また、高学歴夫婦の子育てエピソードからも分かるように、
エリート街道まっしぐらで仕事に邁進してきた山田真貴子さんの活躍は、
同僚という身近な立場から支えてきた夫の吉田博史さんの支えがあったからこそと言うこともできそうです。
現在は入院中だという山田真貴子さんですが、後任の人物や菅総理の任命責任追求など、今後どのように話が展開していくのでしょうか。
その動向に注目が集まります。