夢実現を近づけるマイクレド。その作り方と活用法を紹介!
少し唐突ですが、あなたには未来の夢や目標はありますか?
夢とはいかないまでも、
こんな生き方がしたいとか、憧れているあの人みたいな生き方がしたい!
または、普段から人に優しく接したい、周りの人を幸せにしたい、
などといった思いは誰しもが持っているのではないでしょうか。
ですが、思っていることと実際にその目標を実現するための行動を起こしていくことは全く別の問題。
そして難しいのがこの行動を起こしていって、継続し続けることですね。
特に、遠く霞んで見えているような目標だと具体的なアクションの起こし方が分からないといった問題にぶつかることもあるでしょう。
そんな時にぜひ役に立ててほしいのが今回紹介するマイクレドです。
マイクレドは簡単に言うと自分のための行動規範です。ある意味では自分の進むべき道を示すコンパスと言っても良いかもしれません。
自らで作って、それを守ることを自分と約束する。
自分としっかり向き合ってマイクレドを作れば、
自分がどこに向かいたいのか、日々どんな生活を送りたいか、そのためにするべきことは?、
といった質問を常に投げかけれくれるとても大切なものになると思いますので、よろしければぜひ参考にしてみてください。
マイクレドとは
先程「自分の進むべき道を示すコンパス」のようなものと言いましたが、改めてマイクレドについてもう少し詳しくふれておきます。
まず「クレド(Credo)」という言葉ですが、ラテン語で「信条」、「志」、「約束」を意味するそうです。
クレドは会社で言えば、企業理念や行動規範を分かりやすく言葉に落とし込んで型紙などに記したもので、いつでも携帯できる形にして活用しているところが多いようです。
私がマイクレドのことを知るきっかけになったのは、著書「3つの約束」(西田文郎 著) を読んだことでした。
西田氏は当著書で、クレドを活用している組織の代表例としてホテル「ザ・リッツ・カールトン」を紹介しています。
分かりやすい例としては以下のようなものです、
- 私はお客様の願望とニーズには言葉にされるものもされないものも、 常にお応えします。
- 私はお客様の問題を自分のものとして受け止め、直ちに解決します。
- 私には絶えず学び成長する機会があります。
出典: 「3つの約束」- 西田文郎 著 (「ザ・リッツ・カールトン」のクレドより)
西田氏は、上記クレドが当ホテルの考え方を集約し行動規範としたもので、優れたサービス精神を保つためにどう役立てられているかを述べています。
マイクレドはまさにこのクレドを自分用にアレンジしたもので、自分自身のための行動規範になります。
少しイメージが掴めたのではないでしょうか。
マイクレドの作り方
マイクレドは大きく分けて3つの項目で構成されています。
その作り方を順を追って説明します。
1. 自分との約束を書く
最初に書くのが自分が達成したい目標などです。
1年間の大きな目標でもいいですし、目標とする生き方や、どんな自分になりたいかといった内容でもいいと思います。
2. 目標を達成するための判断基準・行動基準を書く
2つ目の項目には、1.を達成するための決意、日々の生活で取り組むことや、注意することなどを書きます。
ちなみにですが、私は自分の目標に対する決意や仕事への態度 (常に楽しく仕事をするなど)、
健康に気を使うことなどもこの項目に記載しています。
3. 自分の大切な人との約束を書く (物理的なものでも良いし、精神的なものでもOK)
最後は大切な人や、思い浮かべると力が湧いてくるような人の名前をリストアップして、
それぞれの人の横にその人と交わす自分なりの約束を書きます。
もちろん「誰々に何々をプレゼントしてあげる」といった具体的で分かりやすいものでもいいですし、
感謝の気持ちや、成長を見てもらいたいといった内容でもOKです。
一番大切なのは自分がマイクレドを見返したときにポジティブな感情が湧いてくることです。
自分が何のために頑張っているのかを常に確認することができるようになりますよ。
マイクレドの活用法
マイクレドの活用方法でオススメなのは、財布やノートに挟んで常に携帯して毎日読み返すようにすることです。
そして、毎年成長することを仮定して年に1度新しいマイクレドに更新していくのがいいでしょう。
あとは、このステップを繰り返すだけです。
最後に
マイクレドを作ることの1番のメリットは毎日の行動の方向性がはっきりして迷いがなくなることです。
誰でもトラブルに巻き込まれたり、落ち込みそうな時はありますが、
そんな時にマイクレドを見直すことで我に返ることができます。
日々の忙しさで時々大切なことを忘れてしまいそうな時こそ、
マイクレドを作って自分を見直す機会を持てるといいですね。
個人的には、マイクレドを大切にすることで、最終的に人生をパズルに例えた時に、
辛いことも彩りを与えてくれる大切な1ピースという風に考えられたらいいなと思っています。
ぜひあなたもマイクレドを作って、自分と向き合う時間を作ってみてください。