Mangyonbon01_pic

 

最近のニュースを見ていると、北朝鮮船籍の万景峰号「マンギョンボンごう」という船の名前を耳にすることがあります。

発音しにくく、耳に残る響きですよね。

 

韓国での入港を阻もうとするデモが起きていたり、

ロシアのウラジオストクという港への入港が拒否されていたりと、

ミサイル開発などと同様、話題にされることがあります。

 

同じ「万景峰号」という名前ですが、違う場所で話題になっていたり、

「万景峰号92」という船が出てきて、一体「万景峰号」は何隻いるんだ、

と思っている方もいるのではないかと思います。

 

そこで今回は、確認されている「万景峰号」の数やその歴史、

そしてオリンピックが開かれている韓国(平昌)でなぜ騒動が起きる事態となっているのかといったことを中心に、

騒動の発端となった事件の経緯などをまとめました。

 

スポンサーリンク

万景峰号はそもそも何隻存在しているのか?「万景峰号と万景峰号92」

 

色々と調べてみましたが、万景峰号という名前が付いている本船は「万景峰号」と「万景峰号92」の2隻のようです。

 

Mangyonbon02_pic

「万景峰号」

 

初代「万景峰号」は、1971年の就航から1984年までの数十年間にわたって、在日朝鮮人の帰還事業に使われていたとされていますが、

それ以降の用途は、主にロシアのウラジオストク港と北朝鮮の羅先(ラソン)を結ぶ定期航路に配置されていたようです。

幾度かの改修を経て現在の姿になっています。

 

Mangyonbon03_pic

 

そして、「万景峰号」より少し大きい船である「万景峰92」は、

金日成氏の80歳の誕生日を記念して北朝鮮に寄贈された船。

 

Mangyoubon01_pic

「万景峰号92」

 

在日韓国及び朝鮮人のうち、支持者たちの寄付で集めた資金で建造されたようです。

 

万景峰号92の”92″ですが、1992年に進水式を迎えたことからその名称が付けられました。

 

 

こちらの「万景峰号92」は、現在韓国への入港などで色々と問題になっていますが、

そこには過去のある事件が関係しています。

 

それは何か、

北朝鮮からの船舶が韓国の港への入港を禁止される事となった経緯を詳しく見ていきましょう。

 

スポンサーリンク

韓国で入港禁止になった事件を調査!

 

Tenan02_pic

 

時は2010年までさかのぼります。

3月26日の現地時間21時45分頃、ペンニョン島近海を航行していた韓国の軍艦「天安」の後方にて大爆発が発生。

船体はその衝撃で折れ、たちまち沈没するという事件が発生しました。(乗組員104名のうち46名(6名の行方不明者含む)が犠牲となった)

 

Tenan01_pic

韓国の軍艦「天安」

 

後の調査によって爆発は外部からの衝撃であったことが判明。

諸説あるのですが、国際社会は北朝鮮の小型潜水艇から発射された「北朝鮮製魚雷」が「天安」沈没の原因であると結論付けたのです。

 

これを受けた韓国は同月(5月)24日、当時の大統領である李明博氏が演説を行い、

北朝鮮に対して謝罪を求め、犯罪者の処罰を要求するとともに、

同国に対して断固とした措置をとることを宣言します。

 

これが日付にもなっている、韓国の北朝鮮に対する「5.24措置」と呼ばれるものです。

平昌オリンピックで問題視されている「5.24措置」の内容とは?

天安艦沈没が北朝鮮の仕業と結論付けられたことから生まれた「5.24措置」。

その内容は以下とされています。

 

「5.24措置」

  • 済州海峡の全面不許可
  • 南北交易の中断
  • 「韓国」国民の訪朝不許可
  • 対北心理戦再開
  • 西海での「米・韓」合同軍事訓練
  • 大量殺傷武器拡散防止区に向けた海上遮断訓練
  • 国連安保理レベルでの対北措置の推進など

 

「5.24措置」は経済協力はもちろん民間交流も禁止されており、

北朝鮮の船舶が大韓民国の海域および海上交通路を利用することも禁じられています。

 

ところが、現在の韓国の文政権は、

「文化‧歴史‧スポーツなどの分野で光復70周年を記念する共同事業を、北朝鮮と共に推進できるように努力していく。」

などと表明し、「万景峰号92」の入港をオリンピック成功のための「例外措置」として認めました。

 

北朝鮮が「制裁破り」を次々と実現しているなどとメディアが騒ぐのはこのことが原因のようですね。

 

そして、こういった韓国の北朝鮮に対する姿勢は、世界の国々が北朝鮮への制裁強化とも逆行する動きであり、

韓国の対応には疑問を投げかける声も上がっているのです。

 

スポンサーリンク
シェアの際は下のボタンをお使い頂けます。