英文法は何から手をつけたらいいの?知っておきたい英文パターン!− Part 1

 

英語を理解できるようになりたいと思った時に、何から手を付けたらいいか。。。

誰でも最初は悩む問題です。社会人になって1から英語を勉強し直したいという人も多いと思います。

 

そこで、私が英語を理解する上で役に立った、そしてこれからもずっと役に立つと思う内容を「英文のパターン」を使って、いくつか紹介したいと思います。

 

まず絶対に理解しておきたいことの1つに、「英文のパターン」があると私は考えています。この「パターン」に慣れておくと英語の理解がスムーズになるのです。

 

英語は勉強したいのだけど、何から勉強すればいいのか迷っている人には自分にあった勉強を考えるヒントになれば嬉しいです。

 

Part 1 で扱う内容とマスターしたい感覚

内容:

  • 「主語 + 動詞 + 目的語」のパターン
  • 完全文 vs. 不完全文
  • 英文のパターンと単語のイメージの組み合わせ

マスターしたいこと: 

  • 動詞が目的語に力を及ぼす感覚に慣れる

 

一番最初に扱うパターンは 「主語 + 動詞 + 目的語」 の基本的なパターンです。

(参考書では第3文型として出てくるパターンです)

 

そして、このパターンから体得したいのは、動詞が目的語に力を及ぼす感覚に慣れることです。

 

絶対に理解しておきたいことの1つ、「英文のパターン」。 英語は基本的に、そのパターンをベースに置いた上で、このベースパターンと使われる単語のイメージが組み合わさって1つの英文が構成されます

そしてこの感覚を何度も体に染み込ませる必要があるのです。

 

これは木に例えると、ベースパターンとそのパターンに使われる単語が幹の部分であり、この幹を中心に枝葉となる修飾語がたくさん付くことで、英文は長くなるし、複雑になります。

 

ですが、幹である英文のパターンがしっかり頭に入っていることで、文の大半は正確に理解できるようになるし、単語の意味さえ分かれば訳し方を間違えることはないと思える自信が身に付いてきます。

私はこの感覚、そしてこの自信を付けていくことが英語を学ぶ上で何よりも大切だと思っています。

 

完全文 vs. 不完全文

まず英文のパターンとは完全文を作る英文のパターン、つまり文がきちんと完結しているということを覚えて起きましょう。


I like you. とか I am sleepy. など簡単な文を思い浮かべていただけるといいでしょう。これらの文は英文のパターンとして完結しています。

(I like. や I am. だけでは、「私は好き。。。」や「私は〜。」のように意味が通じません。このような文は不完全文と呼ばれます。)

 

英文のパターンと単語のイメージの組み合わせとは。。。?

本題に戻りましょう。

1.主語 + 動詞 + 目的語の基本的なパターン

 

次の文を例に「英文パターンと単語のイメージの組み合わせ」について考えてみます。

例文)
1. I punched him.

2. The boy kicked a soccer ball.

 

例文の単語の並びに注目すると、きれいに 「主語 + 動詞 + 目的語」になっているのがわかると思います。

この並びは、主語の「動作が目的語に何らかの影響を及ぼす」という強固な基本パターンだと言うことができます。

 

当たり前すぎるように聞こえるかもしれませんが、動詞のすぐ横に目的語を置くことは、「その動詞 (主語の動作) が目的語に影響を与える」のだということを確実に抑えておきましょう。

そして、その動詞のイメージが目的語にどんな影響を及ぼすか (動作を加えるか)を決定します。

 

上の文では I (私) が him (彼) を punch (パンチする), 叩くでもなく、つねるでもなく「パンチ」 という単語のイメージが目的語(彼)に影響を及ぼすということになるのです。

          

例題2. の文では少年の「蹴る」動作がサッカーボールに影響を与えている様子が頭の中で描けるはずです。

この文では 「主語 + 動詞 + 目的語」の基本パターンにkick のイメージが組み合わさった文だという考え方になります。

 

このように、動詞が目的語としっかり結びつく感覚、影響を与える感覚を体にしっかり染み込ませることが大切であり、動詞が目的語をガシッと掴むこの感覚の重要性は強調してもしすぎることはありません。。。

 

いかがだったでしょうか。今回は英文法を勉強する時に最初に手をつけたい内容のPart 1として、基本の英文パターンを紹介しました。

Part 2では、Part 1で扱った基本パターンを使って、もう少し深く「主語 + 動詞 + 目的語」のパターンを理解できるように解説してみたいと思います。