辻庸介さんはマネーフォワードという会社を立ち上げた人物です。
辻さんに関してよく知られているのは、会社の名前にもなっている自動家計簿アプリである「マネーフォワード」。
現在約600万人の方が使っているとされ、人気を博しています。
そんな辻さんですが、この家計簿アプリを応用し、資金繰りに悩んでいる企業が融資を受けやすいシステムを作ったことで更に注目を浴びているそうです。
大学卒業後に最初に選んだ就職先は大手メーカーであるソニーという辻庸介さん。
ここでは、辻さん経歴や社長であるマネーフォワードを設立するに至った経緯などをまとめています。
- 名前: 辻 庸介 (つじ ようすけ)
- 現職: 株式会社マネーフォワード・代表取締役社長CEO
- 生まれ: 1976年
- 出身地: 大阪府
- 高校/大学: 兵庫県甲陽学院高校 / 京都大学農学部 (2001年卒業)
- 2001年: ソニー株式会社に入社 (経理部)
- 2004年: マネックス証券出向 (後に転籍)
- 2009年: ペンシルバニア大学ウォートン校に留学 (MBA取得)
- 帰国後はマネックス証券COO補佐及び、マーケティング部長
- 2012年: 株式会社マネーフォワード設立
辻庸介の経歴!京都大学からソニーへ
辻庸介さんはサラリーマン家系に生まれ育ちました。
ただ、辻さんの祖父は電機メーカー業界において有名な人物。
会社経営については祖父からその厳しさを感じ取っていたそうです。
大学でバイオテクノロジーを学びたかったという辻さんは京都大学の農学部に入学されます。
本人曰くですが、農学部の人たちは大半が大学院へ進学。
ただ辻さんはビジネスに興味があったことや、研究者としての出来があまり良くなかったということで就職の道を選んだそうです。
おそらく辻さんは研究者としてもやっていけたのでしょうけど、その後面白い経歴を辿って行かれていますので、
この選択は良かったのかもしれませんね。
辻庸介さんが選んだ就職先はソニー株式会社です。
ここで辻さんは理系ということもあって経理を担当されたそうなのですが、事業をやってみたいという熱が冷めなかったそうで、社内で募集されていた「マネックス証券CEO室」の枠へ応募。
これが通り、マネックス証券へ出向となります。
マネックス証券はソニーとマネックスという会社が共同出資して設立された会社でソニーからの出向社員枠が用意されていたのだそうです。
辻庸介の経歴!大学から米国MBA、マネーフォワード設立の経緯まで
辻庸介さんはマネックス証券へ出向された後も活躍の場を広げていきました。
特に本人の印象に残っているのはアメリカへのMBA留学だそうです。
留学先は世界屈指のビジネススクールとされているペンシルバニア大学。
毎日胃が痛かったというくらい必至に勉強されたそうですが、
その甲斐あってかアメリカ人以外で唯一クラス代表に選ばれるという快挙を成し遂げ、「チャレンジ精神」が評価されることを学んだと語っています。
そして帰国後に現在社長をしているマネーフォワードの設立と繋がっていくのですが、
当時マネックス証券ではマーケティング部長等、しっかりとした役職と収入をもらっていました。
安定した立場を捨ててまで、どうして起業に踏み切ったのでしょうか。
それについて、辻さんは、
マネーフォワードが手がけるサービスがあった方が世の中にとっていいし、自分の手でやってみたい。
そして、「失敗しても死ぬわけじゃないしやらないと後悔するなと思って起業した」とコメントされています。
大企業に入っても尚、挑戦を続け起業までした「チャレンジ精神」を忘れない辻庸介さん。
これからのマネーフォワードの成長にも多くの期待がかかっています。
まとめ
今回は、株式会社マネーフォワードの社長である辻庸介さんについて、辻さんを経緯をまとめてみました。
個々数年になって何かと話題も多くなってきたFinTechのサービスで利用者を支援されています。
調べてみるとソニーで社会人生活を始めてからも常に挑戦を続けている熱い人物であることが分かりました。
現在はマネーフォワードで、「テクノロジーの力でお金の課題を解決したい」というビジョンを念頭に活動されている辻庸介さん。
今後の活躍に注目ですね。