現在、株式会社「刻キタル」の代表取締役で実業家として評価されている岸勇希氏ですが、
独立する前に勤務していた大手「電通」での暴言などを
現在作家として活躍している「はあちゅう」こと伊藤春香さんに暴露されてしまいました。
著書「コミュニケーションをデザインするための本」(2008年出版) など好評を博していたり、
「コミュニケーション・デザイナー」という新しい自由な発想で、カンヌ国際広告祭などの受賞歴がある岸氏。
今回の伊藤春香の暴露は大きな反響を生みそうです。
一体どういう内容だったのでしょうか。
被害を受けたという伊藤春香さんの証言などを紹介します。
まずはプロフィールをどうぞ。
岸勇希はどんな人物なのか
出典: http://www.ashita-lab.jp/wp-content/uploads/2016/01/yukikishi_7.jpg
- 本名: 岸 勇希(きし ゆうき)
- 生年月日: 1977年8月13日
- 出身地: 愛知県名古屋市
- 学歴: 東海大学 海洋学部 / 早稲田大学大学院 国際情報通信研究科
- 2004年電通に入社
- 2006年より東京本社インタラクティブ・コミュニケーション局クリエーティブ室勤務
- 2008年から新設されたコミュニケーション・デザイン・センターに勤務
- 2014年 エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターに就任 (電通史上最年少)
- 2017年 電通独立、株式会社「刻キタル」設立
岸氏は、電通時代から掲げていた「40歳までには独立する」という目標を会社設立により達成します。
会社を設立にあたっての思いは、新しい事業領域への「投資」を通じて、
自らの手でベンチャーやクライアントの事業に可能性を広げることだったそうです。
独立するに当たっては、自身が立ち上げた会社である「刻キタル」での事業、コミュニケーション・デザインや経営・事業開発コンサルティングを通じて、新しい形の「問題解決」に挑戦していくという内容が大きく取り上げられていました。
このように、会社設立で注目されていた岸氏ですが、今回の不祥事発覚で世間のイメージが一変する可能性がありますね。
岸勇希が独立前に働いていた電通での暴言を伊藤春香が暴露!
ことの発端となったのは、アメリカ・ハリウッドで反響を読んでいる「Me Too」キャンペーンです。
自身が受けた被害について「#metoo(私も)」で発信し、情報を共有する動きが活発になってきており、有名な海外の映画プロデューサーなども以前の行いが暴露されたりしています。
日本ではBuzzFeed Newsがこういった告発の記事を取り上げて発信しているのです。
その「#metoo」 に背中を押されたという伊藤春香さん。今回の件を以下のようにツイートしています。
元電通の岸勇希さんのセクハラ・パワハラについて証言した記事が公開されました。数か月に及ぶ取材中も、自分と相手の実名を出すことへの葛藤がありましたが #metoo のムーブメントが背中を押してくれました。リスクを背負って証言してくれた関係者の皆様に感謝しています。https://t.co/Ymy4UOiCpu
— はあちゅう (@ha_chu) 2017年12月17日
伊藤春香さん2009年に入社した大手広告代理店「電通」で不快なことを言われたり、理不尽な対応を受け続けていたという内容です。
その詳細はというと、
伊藤春香さんの入社当時さ当時すでに業界で著名なクリエイターであった岸氏は、
伊藤さんが憧れの存在だったという立場を利用して、
『今すぐ飲みの場所に来い。
手ぶらで来るな。
可愛い女も一緒に連れてこい。お前みたいな利用価値のない人間には人の紹介くらいしかやれることはない』
という暴言を吐いたり、
「『俺に気に入られる絶好のチャンスなのに体も使えないわけ?
その程度の覚悟でうちの会社入ったの?
お前にそれだけの特技あるの?
お前の特技が何か言ってみろ』
などと言われたこともあるそうです。
『お前みたいな顔も体もタイプじゃない。
胸がない、色気がない。
俺のつきあってきた女に比べると、
お前の顔面は著しく劣っているが、
俺に気に入れられているだけで幸運だと思え』と」
ということを伊藤さんに言ったり、
岸氏が眠りにつく朝方まで帰ることも許されず、月に1〜2回の頻度で自宅に誘われたなどを告白。
伊藤さんは当時の様子について、
「自宅にいくと、
黙って正座をさせられて、
彼が作業をしているのを延々と横で見させられるか、
彼の仕事の功績を聞いて、
それを褒め続けたり、
岸氏の嫌っている人を一緒にけなすなどさせられたりしました。」
と語っています。
また、家族や友人、パートナーの人格を否定する発言まで飛び出していたことも分かっています。
伊藤春香さんの暴露により今回の事件が発覚し、それを受けて岸氏は伊藤さんの発言を一部認めているといいます。
今後はもっと詳しい内容が発表されていくと思うので注目です。