「スーパーコンピュータ」の開発者、ベンチャー起業家としても輝かしい実績を誇る、齊藤元章氏が助成金の不正受給を理由に逮捕されてしまいました。

逮捕された齊藤容疑者は、「スーパーコンピュータ」(スパコン)の開発会社「PEZY Computing」の社長で、

12月14日放送予定であったNHKの人気番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」において、その仕事内容や活躍が初回されることになっていたため、

今回の報道はかなり波紋を呼んでいます。

逮捕の理由も気になりますが、NHKから放送中止に対する賠償金の請求などはないのでしょうか。

 

過去の事例なども含めてまとめていきます。

 

Saito_Motoaki_prof_pic出典: 新潟日報社

 

  • 名前: 齊藤元章 (さいとう もとあき)
  • 出身地: 新潟県長岡市
  • 出身高校・大学: 新潟高校 ・新潟大学 (医学部)

主な経歴

  • 1992年: 医師国家試験合格、東京大学医学部付属病院に入局
  • 2003年:「Computer World Honors」(米国コンピュータ業界栄誉賞)を受賞(日本人初の快挙)
  • 2004年: 東京大学大学院医学系研究科・医学部を卒業。医学博士。
  • 2010年: 株式会社PEZY Computingを設立。
  • 2015年: 「日本イノベーター大賞」を受賞 (2015年の日経ビジネスが選んだ100人に選出)

 

齊藤元章逮捕の報道を受けてNHKは「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」の放送を中止に!

NHKは人気番組「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」でとりあげる予定だった齊藤元章容疑者について、”孤高の開発者” とホームページ上で紹介していました。

本来であれば、12月11日の放送で、「日本最速のスーパーコンピューター」を開発した敏腕の開発者として番組で紹介する予定であり、

12月4日時点では、次回放送の予告としてすでに宣伝まで行ってしまっている中での逮捕報道となってしまったのです。

あまりにもタイミングの悪い逮捕報道だったわけですね。

そして、齊藤元章さんの逮捕の報道を受けて、NHKは同番組の放送を中止することを決定。

せっかく撮っていた番組の内容はお蔵入りとなってしまいました。

斉藤元章の逮捕、放送中止に対してNHKから賠償金の請求あるのか?

齊藤元章容疑者の突然の逮捕により、放送内容変更を余儀なくされてしまったNHKですが、

やはり気になってくるのは齊藤元章氏に対する賠償金の請求についてです。

前もって断りを入れさせていただくと、今回のNHKの番組は50分〜70分程度で、ドラマなどの1本分に

相当する程度かなと予測した上で算出してみることにしています。

 

過去に事件沙汰をおこして、映画やテレビ番組の放送内容が変わってしまったという事例を

参考にしてみることにしましょう。

 

記憶に新しいのは、40代の女性に暴行し怪我をさせたとして逮捕された、高橋裕太容疑者。

違約金は5億円にもなると言われています。

 

他にも、未成年者と関係を持ったとして捕まってしまった小出恵介氏の場合は、

小出氏の場合は連続ドラマに出演しており、1話あたりの違約金は5000万円ほどで、合わせると3億円ほどになる見込みだという報道がありました。

 

今回齊藤元章容疑者に対する賠償金の請求ですが、

参考の数字としては、NHKはドラマ1話あたりの制作費が1~3千万円といわれています。

しかし、今回の番組はキャストがたくさんいるドラマなどと違い、出演している人たちも齊藤氏の他にはほとんどいないことも考えられますね。

よって多く見積もっても数百万から1千万円の間には収まる金額になるのではないかと予想されます。

 

しかし、齊藤氏は開発者として名高いようですが、会社社長ですからもちろん社員さんも抱えているはずです。

今回の騒動でどれだけの人に影響が出るのかを考えると心配ですね。

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まとめ

いかがでしょうか。

齊藤元章氏突然の逮捕には今回の助成金の不正受給の逮捕には本当にびっくりしましたが、

今回、助成金を渡していた産業技術総合開発機構の代表者などの名前をみると、

企業と政府の方々が入り混じっている感じですね。

齊藤元章という世界的にも名の通った開発者だからこそ、かなりの金額が動く実績報告書を制作することもできたのでしょうが、これからは開発援助のシステムも見直されていくのかもしれません。